ひとたらしどうし

白石さんといっしょに、課で予約していた居酒屋さんへやってきた。


玄関で靴を脱いで、靴箱へ靴をいれようとしたら、


「上下2段になってるね。いっしょに靴いれちゃおっか」


隣を見たら、白石さんがいたずらっコの顔でにこにこ笑っていて、嬉しくなる。


ひとつの靴箱の上下に収まった、白石さんのスニーカーと私のヒール。


それはまるで、私と白石さんの関係性を表しているようで、なんだかとてつもない喜びを連れてきてくれる。


ぱたん、と靴箱の扉を閉めた白石さん。


番号が書いてある木札を取り出した。