花屋に1時間ほど滞在した。

店員さんには迷惑だったかもしれないが。

最後くらい、私が募らせてきたこの想いを、花たちに載せて贈りたい。

色とりどりの花たち。

「君たち、枯れる時にはしっかり枯れるんだよ。未練を残したらダメ。」

私は、購入した花束に、まるで自分へ暗示をかけるかのようにそう伝えた。

「あと、君たちが数日住む家の主人には、こう伝えておいて。」










先生の事が、生涯で忘れられないほどに大好きです。











「って。」

家の中だというのに、風が吹いたような気がした。