小説部の恋♡私たちの友達以上恋人未満

「恋人って?」

 先に見た朝陽くんが驚いていた。

「朝陽くんとこうなりたいなってことです」

 完全にこれって、今私が朝陽くんに告白した状態だよね? 朝陽くんと目を合わせられない。

「僕の書いたのも見て?」
「う、うん」

 朝陽くんが私とどうなりたいと思っているか。多分友達辺りだろうなと予想した。

 朝陽くんが書いた紙を見た。

「えっ? 本当に?」
「うん、本当に」

 朝陽くんの丸の位置は、恋人以上の位置だった。

「本当に?」

 何回も聞きたくなるほど信じられなかった。

「うん。前から(うた)ちゃんのこと好きだったから、恋人になりたい」

 朝陽くんが真剣な顔をして見つめてきた。

「私も……」

『友達以上恋人未満』がテーマの小説コンテストのおかげで私たちは、恋人になれました。

☆。.:*・゜

友達────恋人    ○