「半年前に僕と別れた後はトレイヴォンと結婚すると言っていたじゃないか」
「そ、それはマスクウェル殿下の幸せを見届けた後の話で……」
「僕は君を手放すつもりはない」
「なっ……!?」
マスクウェルの琥珀色の瞳と目があった。
彼は冗談ではなく、本気でそう言っているのだと気づく。
しかし本気になればなるほどに失うことが怖い。
ヒロインと出会った後に、辛くなってしまうし、笑って送り出すことができなくなってしまう。
「いいえ、マスクウェル殿下は他の人を好きになるんです……!」
「ならない」
「……っ、どうしてそう言い切れるんですか!?」
「それはファビオラが好きだからだろう?」
「でもシナリオでは……っ!」
「シナリオ……?シナリオって何?」
「はっ……!」
ファビオラは口元を押さえた。
しかしマスクウェルは追求するように迫ってくる。
黙っていようと思っていたファビオラだったが耳元でマスクウェルに「僕にはなんでも話そうね?秘密はなしだよ」と言われて首がもげそうなほどに頷いた。
自分でも思うが相変わらずチョロい。
トレイヴォンに話したように、マスクウェルに内容を話していく。
彼は髪をグシャリと掻き乱した後に溜息を吐いた。
「そ、それはマスクウェル殿下の幸せを見届けた後の話で……」
「僕は君を手放すつもりはない」
「なっ……!?」
マスクウェルの琥珀色の瞳と目があった。
彼は冗談ではなく、本気でそう言っているのだと気づく。
しかし本気になればなるほどに失うことが怖い。
ヒロインと出会った後に、辛くなってしまうし、笑って送り出すことができなくなってしまう。
「いいえ、マスクウェル殿下は他の人を好きになるんです……!」
「ならない」
「……っ、どうしてそう言い切れるんですか!?」
「それはファビオラが好きだからだろう?」
「でもシナリオでは……っ!」
「シナリオ……?シナリオって何?」
「はっ……!」
ファビオラは口元を押さえた。
しかしマスクウェルは追求するように迫ってくる。
黙っていようと思っていたファビオラだったが耳元でマスクウェルに「僕にはなんでも話そうね?秘密はなしだよ」と言われて首がもげそうなほどに頷いた。
自分でも思うが相変わらずチョロい。
トレイヴォンに話したように、マスクウェルに内容を話していく。
彼は髪をグシャリと掻き乱した後に溜息を吐いた。



