そう言ったトレイヴォンはいつもの彼と同じだった。
先程の言葉の意味を問おうとしても、何故かいつものように聞くことができなかった。
騎士として腕が確かなトレイヴォンと共に行動すれば護衛いらずだ。
いくら仲がいい友人とはいえ婚約者でもない令息と二人きりになるわけにもいかずに、エマにも同席してもらっている。
トレイヴォンとエマを連れて色々な店を巡った。
「わぁ……!ここの店可愛いっ」
「ビオラ、声でかい」
「レイ、見てみて!これ、コレっ!」
「見てる」
「マスクウェル殿下にこのピアス、とても似合いそうね。でもわたくしがプレゼントしたものを受け取ってくれるかしら。でもドレスの御礼をしたいし」
「……。喜ぶと思うぞ」
「ほっ、ほんとかしら!どうせならお揃いにしましょう!」
トレイヴォンの言葉を信じて、ファビオラはハートのピアスを購入する。
赤と黒のハートを半分ずつにできて、合わせるとひとつにハートになるというものだ。
調子に乗りすぎかとも思ったが、勢いで買ってしまった。
ファビオラら鼻息荒く興奮していた。
トレイヴォンは溜息を吐きながらも一緒についてきてくれる。
ふと、黒い石の飾りがついた髪紐が目に入る。
「これ、レイに似合うそうね!」
「髪紐か……?」
「そうそう!最近、髪が邪魔って言っていたでしょう?あ、そうだわ。今日のお詫びにこれ買ってあげるわね。ちょっと待ってて……!」
「あ、おい……!」
先程の言葉の意味を問おうとしても、何故かいつものように聞くことができなかった。
騎士として腕が確かなトレイヴォンと共に行動すれば護衛いらずだ。
いくら仲がいい友人とはいえ婚約者でもない令息と二人きりになるわけにもいかずに、エマにも同席してもらっている。
トレイヴォンとエマを連れて色々な店を巡った。
「わぁ……!ここの店可愛いっ」
「ビオラ、声でかい」
「レイ、見てみて!これ、コレっ!」
「見てる」
「マスクウェル殿下にこのピアス、とても似合いそうね。でもわたくしがプレゼントしたものを受け取ってくれるかしら。でもドレスの御礼をしたいし」
「……。喜ぶと思うぞ」
「ほっ、ほんとかしら!どうせならお揃いにしましょう!」
トレイヴォンの言葉を信じて、ファビオラはハートのピアスを購入する。
赤と黒のハートを半分ずつにできて、合わせるとひとつにハートになるというものだ。
調子に乗りすぎかとも思ったが、勢いで買ってしまった。
ファビオラら鼻息荒く興奮していた。
トレイヴォンは溜息を吐きながらも一緒についてきてくれる。
ふと、黒い石の飾りがついた髪紐が目に入る。
「これ、レイに似合うそうね!」
「髪紐か……?」
「そうそう!最近、髪が邪魔って言っていたでしょう?あ、そうだわ。今日のお詫びにこれ買ってあげるわね。ちょっと待ってて……!」
「あ、おい……!」



