「半年後にある学園の入学パーティーまでにマスクウェル殿下断ちを……ゔぅっ、考えただけで胃痛がするわ。でもマスクウェル殿下のためだったら頑張れる!だって……わたくしは悪役令嬢ファビオラなのだからっ!」
「……意味がわかりません」
「フフッ、早速お父様とお母様に相談しましょう。そうすれば、これ以上あんな姿やこんな姿をマスクウェル殿下の前で見せなくて済むものっ!」
「ファビオラお嬢様はそのままでいいと思いますけど」
「わたくしはこれ以上、嫌われたくないの!」
そしてファビオラは断腸の思いでマクスウェルに手紙を書いた。
『半年後、学園の入学パーティーで会いましょう』
そう認めた手紙を涙と鼻水を流しながら書き上げてエマに手紙を預けた。
その時も「行って!」と言いながらも、ずっとエマの足ににしがみついていた。
「こんなことをして、何の意味があるのでしょうか?」
そうファビオラに問いかけるエマに「マスクウェル殿下のためよ!」と言ってファビオラの意志は固かったのだが、体は嫌だと反発しているのか言うことを聞かないのだ。
「エマアアアァァ!早く届けてぇっ」



