「完全にマスクウェル殿下に嫌われてしまったのね」
「そうでしょうか……?」
「わたくし、いつもエマに話しているようにマスクウェル殿下のことを語ってしまったのよ!?」
「それなら逆によかったと思い……「よくない!よくないわよ!それに好きって言ったら無視されたのっ」
「気が動転しただけではないでしょうか」
エマは布でファビオラの鼻水や涙を拭っている。
ファビオラは鼻を啜りながら、ある決意をする。
「エマ、聞いて!わたくし、少しマクスウェル殿下と距離を置くわ!このままじゃダメッ!耐えられないっ」
「はい……?」
「その間に立派な淑女兼悪役令嬢になってみせる。マクスウェル様に婚約を破棄されるその日まで、隣に立っていても恥ずかしくないように!失態を犯さないように鍛えるのっ」
「御言葉ですがファビオラお嬢様……方向性がおかしくないでしょうか?」
「このままマスクウェル殿下に拒否されたら、絶対に立ち直れないもの……」
「それが本音ですか?」
「──止めないでエマ!もう決めたのッ!あなたもそう思ったのでしょう!?
「違いますけど」
「エマの言っていることはいつも正しいし、今日もとっても可愛いけど今回だけは譲れないわ」
「意味のわからない勘違いばかりしていないで、話を聞いてください」
「そうでしょうか……?」
「わたくし、いつもエマに話しているようにマスクウェル殿下のことを語ってしまったのよ!?」
「それなら逆によかったと思い……「よくない!よくないわよ!それに好きって言ったら無視されたのっ」
「気が動転しただけではないでしょうか」
エマは布でファビオラの鼻水や涙を拭っている。
ファビオラは鼻を啜りながら、ある決意をする。
「エマ、聞いて!わたくし、少しマクスウェル殿下と距離を置くわ!このままじゃダメッ!耐えられないっ」
「はい……?」
「その間に立派な淑女兼悪役令嬢になってみせる。マクスウェル様に婚約を破棄されるその日まで、隣に立っていても恥ずかしくないように!失態を犯さないように鍛えるのっ」
「御言葉ですがファビオラお嬢様……方向性がおかしくないでしょうか?」
「このままマスクウェル殿下に拒否されたら、絶対に立ち直れないもの……」
「それが本音ですか?」
「──止めないでエマ!もう決めたのッ!あなたもそう思ったのでしょう!?
「違いますけど」
「エマの言っていることはいつも正しいし、今日もとっても可愛いけど今回だけは譲れないわ」
「意味のわからない勘違いばかりしていないで、話を聞いてください」



