ふしぎの国の悪役令嬢はざまぁされたって構わない!〜超塩対応だった婚約者が溺愛してくるなんて聞いていませんけど!〜

トレイヴォンはエマと同じくらい一緒にいると楽しい友人である。
いつものように他愛のない話をしながら過ごしていたが、今日はマスクウェルのどこかカッコいいか、何が素晴らしいかと語っていたが、トレイヴォンはファビオラの話を最後まで聞いててくれる。

そんな毎日を繰り返しながら、三年の月日が流れてファビオラは十五歳になった。

女王様のように振る舞おうと努力していたが、見事に挫折。表向きは乙女ゲームのパッケージと同じファビオラの容姿を心がけていたのだが、維持するのはかなり大変だ。
家では面倒だからいいかと思いはじめて、マスクウェルの前でもすっかり素が出てしまった一年目。

パーティーで婚約者としてマスクウェルと一緒に行動することが増えていったのだが「いつもの方が可愛いんじゃない?」と、何気ない一言をマスクウェルに言われたことにより、何かが吹っ切れる。
徐々に原作のファビオラとのイメージがかけ離れていった二年目。

ファビオラの悪い噂が消えてパーティーやお茶会な誘いがたくさんくるようになる。
断るのも申し訳なく顔を出して忙しくなり、マスクウェルに「何余所見してんの?君は僕の婚約者じゃないの?」といわれたことにより更にマスクウェルに惚れ込んで、マスクウェルに褒めてもらくて清楚系になった三年目。