どのくらいそうしていただろうか。
ファビオラが考えを巡らせていると、いつの間にか目の前に移動していたマスクウェルから声がかかる。
「ファビオラ嬢、大丈夫ですか?顔が赤いようですが……」
「───んがッ!?」
マスクウェルが心配そうに眉を顰めながらファビオラを見ているではないか。
目の前に麗しい顔面があったのには流石に心臓が止まった。
目を見開いて、鼻の穴が開き、唇を噛み締める様はなかなかに不細工ではあるが、今は自らを落ち着かせることに意識を集中させていた。
(ち、近い天使が近い天使が近い天使が近……ッ!?)
乙女らしからぬ声を出してしまったが、咳払いで誤魔化した後に、不自然なほどに思いきり顔を逸らす。
とりあえず応急処置として視線が合わないようにしてから口を開いた。
「………?」
「マ、マスクウェル殿下……ごき、ごきっ、げんよう」
「今日は……以前と大分雰囲気が違うようですが」
「あの、いつもはこんな感じですのよ!以前がたまたま!そうですわ!たまたま珍しかっただけで、本当に……オホ、オホホホ!」
そう言うとマスクウェルは困惑した表情を見せた。
そんな彼の姿を見て心の中でガッツポーズをしていた。
きっとドン引きにしているに決まっている。
このファビオラの姿が好みではなく気に入らないからだろう。
そんな時だった。
ファビオラが考えを巡らせていると、いつの間にか目の前に移動していたマスクウェルから声がかかる。
「ファビオラ嬢、大丈夫ですか?顔が赤いようですが……」
「───んがッ!?」
マスクウェルが心配そうに眉を顰めながらファビオラを見ているではないか。
目の前に麗しい顔面があったのには流石に心臓が止まった。
目を見開いて、鼻の穴が開き、唇を噛み締める様はなかなかに不細工ではあるが、今は自らを落ち着かせることに意識を集中させていた。
(ち、近い天使が近い天使が近い天使が近……ッ!?)
乙女らしからぬ声を出してしまったが、咳払いで誤魔化した後に、不自然なほどに思いきり顔を逸らす。
とりあえず応急処置として視線が合わないようにしてから口を開いた。
「………?」
「マ、マスクウェル殿下……ごき、ごきっ、げんよう」
「今日は……以前と大分雰囲気が違うようですが」
「あの、いつもはこんな感じですのよ!以前がたまたま!そうですわ!たまたま珍しかっただけで、本当に……オホ、オホホホ!」
そう言うとマスクウェルは困惑した表情を見せた。
そんな彼の姿を見て心の中でガッツポーズをしていた。
きっとドン引きにしているに決まっている。
このファビオラの姿が好みではなく気に入らないからだろう。
そんな時だった。



