君と一番の恋をする


「その写真、どうしたの?美葉ちゃんが撮ったの~」


視線に耐えられず横を向きながら質問すると、はあ?と返ってきた。


「そんなわけ。出回ってるんだよ、女子の間で」
「で、でまわってるぅ~!!?なんで~!」
「なんでってそりゃ、あの磯田陸人が女と歩いてるなんて知ったら大騒ぎになるでしょ」
「陸人くんって、アイドルかなにかなのかな!?」


別に一緒にいることはおかしくなんてない。私も陸人くんも、恋人なんていないし。

と考えておいて、はっと気付く。
アイドルじゃなくても、大騒ぎになる、よね……?

だって陸人くんって。


「まあ、とりあえず、無事を祈ってるから」
「え、私、命狙われてたりとかするの?」

「分からないけど……。気を付けたほうがいいわよ」


美葉ちゃんはなんとも言えない表情で自分の教室へ帰っていった。

さ、さすがにそこまではないって信じてるんだけどな……。