君と一番の恋をする



次の日の朝。怪しい曇り空の下、私は普段通り登校をしていた。

まーほはいつも通り朝練だから、私もいつも通り一人なんだけどね。
下駄箱で上履きに履き替えて階段を上り、廊下を歩く。

平凡な朝。だけど変化は、とつぜんにやってきた。
教室の近くに、誰かいる。近づいていくと、そこにはスマホを持った美葉ちゃんが立っていた。


「おはよう、みよちゃ……」

「ちょ、あんたっ、どういうこと、これ!」
「えっ」


挨拶をしようと思ったら遮られ、突然美葉ちゃんにスマホを目の前に突きつけられる。
朝っぱらからなんなんだろうと思いながら、画面を見た。


「あ……」


そこには、陸人くんと私がバッチリ映った写真。これ、この前ショッピングモールに向かったときのやつだ。
なんで、というか、この写真なんだろ?と、撮られた覚えがないよっ。

混乱しながらも聞こうとしたら。


「美葉ちゃん、これはどういう……」
「あんた、磯田陸人と付き合ってたのっ!?」
「えっ!?ま、まさか!付き合ってなんかないよ」


両手を振りながら慌てて否定すると、美葉ちゃんがさらに怪訝な視線を向けてくる。

な、なんでこんなに怪しまれてるの〜。そもそも、美葉ちゃん陸人くんのこと好きじゃないよね?