「……陸人くんは、寒くない?」
今まで暖かったのに、急に一枚無くなって寒いはずだ。
でも、陸人くんは首を振る。
「俺はいいです。暑いくらいだったんで。それに先輩、寒さ耐性なんてなさそーだし」
「いやいや、あるってば~」
「はいはい、分かりました」
雑そうに言ったその言葉に優しさを感じたのは、きっと気のせいじゃない。
ちょっぴり火照った頬と心臓の鼓動をごまかすように、「陸人くーん!」と叫んでみる。
そうすると、いつもの私が戻ってくるみたいだった。
「というか、なんで私の顔面にバスケットボールが当たったこと知ってるの?誰も見てないって信じてたのに……」
あのときのことを思い出すと、やっぱり恥ずかしくなる。
陸人くんはああ、と思い出したように口を開いた。
「先輩、知ってると思ってたんですけど。俺、男子バスケ部所属なんですよね」
「えっ、そうなの!?」
今まで暖かったのに、急に一枚無くなって寒いはずだ。
でも、陸人くんは首を振る。
「俺はいいです。暑いくらいだったんで。それに先輩、寒さ耐性なんてなさそーだし」
「いやいや、あるってば~」
「はいはい、分かりました」
雑そうに言ったその言葉に優しさを感じたのは、きっと気のせいじゃない。
ちょっぴり火照った頬と心臓の鼓動をごまかすように、「陸人くーん!」と叫んでみる。
そうすると、いつもの私が戻ってくるみたいだった。
「というか、なんで私の顔面にバスケットボールが当たったこと知ってるの?誰も見てないって信じてたのに……」
あのときのことを思い出すと、やっぱり恥ずかしくなる。
陸人くんはああ、と思い出したように口を開いた。
「先輩、知ってると思ってたんですけど。俺、男子バスケ部所属なんですよね」
「えっ、そうなの!?」



