「俺と、付き合ってください」 さらさらと冷たい秋の風が吹く。 ……え。ま、まさか。これは私……告白されてる? こんなこと初めてで、うまく頭が回らない。 なんて返せば……。 だけど、そう思ったのも一瞬だった。 男子生徒がまた口を開く。 「……俺の兄のために、巻き込まれてくれませんか」 それは、まったくの予想外の言葉だった。