久々の登校

水瀬「莉子おはよ」

「水瀬おはよう」

そう言って一緒に歩く。

少し歩くと、立花、辰己、伊武ちゃん、良大、秀介がいた。

少し緊張するな…そう思っていたら

隣で水瀬が

水瀬「大丈夫、俺がついてるから」

と言ってくれた。

何も言ってないのに水瀬はすごいな。

「ありがとう」

みんなも私に気づいたのか私の方に来る。

そして

ごめんなさい!と一斉に頭を下げた。

「ちょ、みんな頭上げて?」

しぶしぶ頭を上げてくれたけど

私にひどい事したってみんな言ってる…


「みんなが助けてくれたんでしょ?」


みんながいなかったら今の私はいない


「ありがとう」


そう言って私は、はいっ!とみんなに手を向ける。


「仲直りのハイタッチ」


みんなは笑顔で私とハイタッチしてくれた。


秀介「伊武くん?」

伊武ちゃんの方を見ると、

伊武「っ…莉子が生きててくれて本当によかったし、友達に戻れてよかったぁ」

泣きながらそう言ってくれた。

良大「そうだね。よかった、」

良大も少し泣いてるようで片目を拭いていた。

辰己はぐっと我慢してるように見えた。

立花は泣くなよーと言いながら伊武ちゃんと良大の肩をぽんぽんと叩いていた。

水瀬「よしゃ!それじゃ学校行きますか!」

「そうだね!」

よかった、仲直りできて。



「そういやみんなお見舞い来てくれてたんでしょ?水瀬から聞いたよ」

辰己「うわっ言ったんだー」

水瀬「黙っててって言ったのになんで言うんだよ」

秀介「罰として今日からソース焼きそばって呼ぶね」

水瀬「お~い!」

本当友達に戻れてよかった。