伊武「水瀬…水瀬!起きて!」

目を細めて周りを見る。

水瀬「え、ちょ、なんでお前らいんの?」

そこには、焦っている様子の伊武くん、良大、辰己、秀介がいた。

水瀬「え、え…どした?」

良大「水瀬、莉子今どこにいるか分かる?」

水瀬「え、どこってもう20時だし部屋で寝てるんじゃねーの?」

4人が顔を見合わせて深刻そうな顔をしている。

秀介「宿舎の中探してるんだけど莉子がいないんだ」

水瀬「は?いないってどーゆーことだよ」

良大「秀介が蒼井結と莉子が外に行くのを見たって言ってて、伊武くんは蒼井結が1人で帰ってきているのを見たって言ってて変だなって思って宿舎の中探してるんだけどいなくて…」

蒼井結が莉子に何かした…?

伊武「水瀬にも一応聞いといた方がいいと思って、」


俺はいてもたってもいれず急いで莉子がいる部屋に行った。



水瀬「蒼井…莉子はどこだよ」

結「さっきも5人に伝えたけど?宿舎の中にいるんじゃないかって」

5人ってもしかして立花の事か?

それに、俺何で寝てたんだ?


水瀬「もしかして俺に睡眠薬飲ませただろ」

俺の邪魔が入らないように、

結「さあ?」

ニヤリと笑う

俺は蒼井を睨みつけて急いで裏山に向かった。

早く莉子を見つけないと!


俺が莉子のそばにいるって言ったのに…くそ