一睡も出来ずに朝を迎えた‥‥‥‥‥‥ 目の前には飲み干して、水滴すらないグラスと吸い殻で山盛りになった灰皿‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 時計を見ると、午前8時過ぎだった。 普通のサラリーマンなら、どんなに遅くとも家を出るはず‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 今か今かと、理絵からの連絡を待っていた‥‥‥ [ピロリロピロリロ‥] 電話が鳴った‥‥‥‥‥‥ 待ちに待った理絵からだった‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥