「ただいまぁー。」
私はお母さんのおかえりの声も聞かずにスマホをとりだし、小説アプリを開いた。
私は、最近、小説アプリで小説を書くのにハマっている。
私の親友、桜綾と一緒に、小説アプリで小説を書き、話を読みあっている。
どんなこと、書こうかな〜
○
んー!
私は眠たい目を擦りながら、学校に向かっていた。
【のの〜!おっはよー!】
「おはよー桜綾!」
私のことをののと呼ぶのは、桜綾だけだ。
【小説、どんな感じ?】
「まぁまぁって感じかな。」
私と桜綾はいつもこんなふうに小説の話をする。
【でさ。】
「うん。」
―――。
○
学校から帰ってきて、小説アプリを開いた時だった。
「え!ちょっとまって!え!?」
なんと小説アプリに桜綾以外の人からコメントが来ていた。
『はじめまして!「私の秘密」を読ませていた
だきました!これからも楽しみにしています。』
信じられないけれど、「私の秘密」という題名なのは間違いない。
桜綾以外からコメント来たことないのに……
○
私は学校につくなり、桜綾に突進した。
「ねえねえ!私の小説にコメント来た!」
【まじ?のの、良かったじゃん!】
私は昨日きたコメントを桜綾に見せた。
【いいなぁー。うちもコメント欲しい。】
「桜綾もどんどん宣伝しちゃいなよ。」
私が使っている小説アプリは、かいていくと、宣伝することができるのだ。
【まぁ、その人といろいろ話したりすれば?】
「うん。そだね。」