「ただいまぁー。」

私はお母さんのおかえりの声も聞かずにスマホをとりだし、小説アプリを開いた。

私は、最近、小説アプリで小説を書くのにハマっている。

私の親友、桜綾と一緒に、小説アプリで小説を書き、話を読みあっている。

どんなこと、書こうかな〜




んー!

私は眠たい目を擦りながら、学校に向かっていた。

【のの〜!おっはよー!】

「おはよー桜綾!」

私のことをののと呼ぶのは、桜綾だけだ。

【小説、どんな感じ?】

「まぁまぁって感じかな。」

私と桜綾はいつもこんなふうに小説の話をする。

【でさ。】

「うん。」

―――。



学校から帰ってきて、小説アプリを開いた時だった。

「え!ちょっとまって!え!?」

なんと小説アプリに桜綾以外の人からコメントが来ていた。

『はじめまして!「私の秘密」を読ませていた
だきました!これからも楽しみにしています。』

信じられないけれど、「私の秘密」という題名なのは間違いない。

桜綾以外からコメント来たことないのに……



私は学校につくなり、桜綾に突進した。

「ねえねえ!私の小説にコメント来た!」

【まじ?のの、良かったじゃん!】

私は昨日きたコメントを桜綾に見せた。

【いいなぁー。うちもコメント欲しい。】

「桜綾もどんどん宣伝しちゃいなよ。」

私が使っている小説アプリは、かいていくと、宣伝することができるのだ。

【まぁ、その人といろいろ話したりすれば?】

「うん。そだね。」