君が見つけた一番星

待ち合わせ場所にはまだ春日は来ていないみたいだった。

今日はマスクを家に置いてきた。

なぜだか春日の前では思いっきり笑うことに対して

嫌な気持ちが少ない気がしたんだ。

色鮮やかな浴衣を着た人たちがゾロゾロと前を通り過ぎていく。

カップルで来ている人もいれば、子供と手を繋ぎながら歩く穏やかな家族もいる。

みんな夏祭りが楽しみみたいだ。

私も楽しみだなぁとそんなことを考えていると春日がやってきた。

「お待たせ!遅れてごめんね。道に迷ってさ。」

「ううん!大丈夫だよ!」

春日はいつもみる制服とは違ってシンプルなTシャツに長ズボンを履いていて

思わずかっこいいと口に出しそうになってしまった。