先生♪大好き♪

私は誤解を招かないように、もう数週間も素っ気無い態度を取り続けている。


それなのに疑いは一向に晴れる事無く、余計深まってる感じ。


そんなの無いじゃん?


こっちの苦労はどうなるの!?


『ねぇ、佐藤さん。どうしてそう思うの?』


『どうしてって・・・』


『違うって言ったじゃん。それに私・・・他に好きな人いるし』


これはホント。


小学生の時から好きだった同級生の男子の事を、高校が別になった今でも忘れられないでいた。


今ではその男子も可愛かった別の同級生と両思いになり幸せな毎日を送ってる事も知ってる。


けど・・・


好きって気持ちはそんな簡単に消えるモノじゃない。


だから自信をもって否定できた。


これ以上変な誤解で板ばさみに合うのは勘弁だったし。


私が正直に打ち明けると、少し驚いた表情になった佐藤さん。


そして『ごめんね』と言って教室から出て行った。



分かって貰えた・・・のかな??