あの日は、夏に入りたての時だった。
「あと3周ー!頑張れー!」
私は陸上部の部長をしていた。
今はもう、していない。
もう、できなくなってしまった。
「お疲れー」
戻ってきた部員にタオルや、飲み物を渡す。
「部長!今日一緒に帰りましょうよ!」
後輩の門脇 天音(かどわき あまね)ちゃんが
私にそう言ってきた。
「ごめんねー。この後さ、先生に呼ばれてるんだよね。また今度ね」
「絶対ですよ!じゃ、さよならー」
天音ちゃんの後ろ姿を少し眺めた後、
急いで、教室に向かった。
先に荷物を取ってきてから、職員室に
行こうと思った。それが間違いだった。
「あと3周ー!頑張れー!」
私は陸上部の部長をしていた。
今はもう、していない。
もう、できなくなってしまった。
「お疲れー」
戻ってきた部員にタオルや、飲み物を渡す。
「部長!今日一緒に帰りましょうよ!」
後輩の門脇 天音(かどわき あまね)ちゃんが
私にそう言ってきた。
「ごめんねー。この後さ、先生に呼ばれてるんだよね。また今度ね」
「絶対ですよ!じゃ、さよならー」
天音ちゃんの後ろ姿を少し眺めた後、
急いで、教室に向かった。
先に荷物を取ってきてから、職員室に
行こうと思った。それが間違いだった。



