あの夏の君

「碧ー!どこにいるのー?」

大きな声を出して、碧を探す。
でも、どんなに探しても碧は
見つからなかった。

「碧、疲れたよ」

流木に座る。

「さっさと出てこい!ばーかー!!」

大きな声で海に向かって、そう言った。
そしたら、波がこっちまで来て、頭から水を被る。

「わっ!冷たっ!」

ころころと何かが転がっていた。

「瓶?」

蓋を開けて、中に入っていた紙を取り出してみる。紙を開くとそこには、

『麗ちゃんへ』

そう書かれていた。