あの夏の君

「やっほーー!!」

後ろから大きな声が聞こえて、振り向いた。

「もう来てたんだね。早いね麗ちゃん」

いつもの場所で待ち合わせをと
言っていたけど、今日は碧がいなくて、
今日は来れなかったのかなって思ったけど、
遅れただけか。

「早めに学校が終わったの。今日はどこに
行きたい?」

「今日はいいや。ここで、麗ちゃんと話す」

私の隣に座りながら、そう言った碧。

「そんな事でいいの?」

「そんなことって何?麗ちゃんと話すの、
楽しいもん」

「そう言ってもらえると、嬉しい」

碧はいつも、私の欲しい言葉をくれた。