あの夏の君

「天音ちゃんに魅音ちゃん。
どうしたの?」

「たまには屋上もいいかなって、ね、魅音」

「そうなんです。ていうか、なんで部活
やめちゃったんですか?」

魅音ちゃんにそう聞かれる。

「そうですよ!みんな心配してるんです」

「嘘つき...」

「え?何か言いました?」

「何も言ってないよ。怪我の件もあるから、
今まで通りには、走れなさそうだし、
他の部員にも迷惑かけるかもって思って、
辞めたの」

天音ちゃんに嘘つきって言ったけど、
私も嘘つきじゃん。