あの夏の君

「碧、次はいつ会える?」

海に向かうバスに乗っている時、
そう尋ねる。

「多分、明後日」

「明日は何かあるの?」

「うん」

碧の私生活は、謎に包まれていた。

「じゃあ、明後日、あそこにいるね」

そう言ってバスを降りて、私は、家の方向の
バスに乗った。