ふと外を見た。 一番最初に目についたのはある路地裏で人が群がっている様子。 明らかになにかがおかしい。 わたしにしては珍しくそう思った。 ヤンキー臭い強面の男たちが誰かを取り囲んでいるようだ。 助けに行ったりはしないし、この街では日常茶飯事だから誰ひとりとして助けようとしない。 見かけてしまっても見ないふり、見てないふり。 この街にいるってことはそれを承知で来たはずだから自業自得だ。 それくらいこの街は危険で溢れかえっている。