Moonlight−月光−

「こんな、人いじめて楽しそうに笑ってる猿と朝から遭遇するなんて。ついてないな〜わたし」



「…は?」



女の一人がまんまとわたしの挑発に乗る。



これだから単細胞は。



てゆーか、自分たちのことを言われてるって自覚あるんだ。




「まあ、猿には言葉通じないし、何言っても無駄だよね〜」




「…てんめぇ…!」





あとの二人もだんだんと青筋を立てだす。




「あ、そうだ。これだけは言っておかなきゃ!」



わたしは手をパチンと叩いてニコーっと作っていた笑顔をスッと消した。






「気の弱そうな子ばっか狙っていじめて、女王様にでもなったつもり?虫唾が走る」