その人物はふとこちらを見上げた。 そのとき、その人が来ている黒いパーカーのフードがとれる。 「……きれい…」 光を放つ白銀の髪。 鋭い眼光。 それはまるで真っ黒い夜を煌煌と照らす光のよう。 地上からマンションの最上階。そんな距離でもわかるくらい圧倒的なオーラをまとう男。 美しい。 誰もがそう思ってしまうほど精潭な顔立ちをしたその男はじっとこちらを見つめる。 もしかして、気づいてる…? そんな、まさか。 そんなことあるはずないのに。 自意識過剰になりすぎている自分が恥ずかしい。