そう思って...........................



「はっ、晴くん!ちがう、私っ‼︎」



そう叫んで、気づけば、
晴くんを壁に思いっきり押した私。



でも........................



「い゛ってぇ、」



思いっきり、壁に、
頭をぶつけた様子の晴くん。



「ぅ、ぁ、えと、ご、ごめんっ、」



晴くんが痛そうで、思わず謝ると。



「............、何しに来たわけ、」



聞こえて来たのは、不機嫌そうな晴くんの声。



「ごめっ、起こしに、来た、」



その声に、謝ると。



「は?桜乃?俺、頼んでない、から帰って」



私の目を見ないまま、
──────冷たく言った晴くんがいた。