「..................ん、」



パチっと目を開けた様子の晴くん。



でも、今日はなんだか、
トロンッとしたような甘い顔で。



その顔に見惚れていると、
ドンドン近づいてくる晴くんの顔。



(............っ、う、こんなの.........むりっ!)



そう、心の中で思ったところで。



「...............なんだ、まだ時間あんじゃん、」



私の頭の上あたりで、
スマホを確認する晴くんの姿。



(.........っ、な、ぅ、晴くんっ、)



ドキドキしちゃった、
自分が悔しくて黙っていると。



「まだ、時間あるからもーちょい、」



そう甘い口調で言って、
再び眠りについてしまった晴くん。