今までも、これからも

「「………………」」

ここでも俺は、縛られるのか。本当の俺は………

「そんな、そんな大それた人間ではないんですよ僕は」

「ん、?望月さん?」

「…この名前は父が付けてくれたんですけど、星さんと同じようなことを言っていたんです。その後こう言われました。蓮の花の上に立てる人間になれ、と。」

『いいか蓮、望月は満月のことだ。太陽が沈み闇に包まれた夜を照らしているあの月のように、皆を明るく照らせる人間になりなさい。そうすればきっと、蓮の花の上に立てる。』

まだ俺が幼い頃、ふと自分の名前について父に尋ねたときに聞いた話。そんな大きな期待を俺にしてくれているんだと、当時の俺はは嬉しくなった。でも、

「その言葉は僕を勇気づける言葉であると同時に、僕を縛るものでもありました。名前に恥じないように生きなくては、この名前が似合う人生を送らなくてはと強く思うようになったんです。」

「だからこの職業を選んだ。人を笑顔に、幸せにできる、この職を。」