「ごめんね。春ちゃんヤンキーが抜けなくて威圧的になっちゃうけど

本当に困ったら助けてくれるから頼ってね」

「いえ、むしろ嬉しかったです」

「そう?」

「オメガってだけであんなに親身になってくれる人居なかったので」




その言葉を聞いて俺も温の頭を撫でた




「温はミルクと砂糖どうする?」

「あ、欲しいです」

「甘めが好き?」

「はい。ブラックとかは飲めなくて」

「可愛いね」




照れる温は可愛い

どんどん温にハマりそうになる





彼には柳さんが居る



何度も自分にそう言い聞かせているのに






「永斗先輩?」

「何でも無いよ。甘党ならスイーツとか好き?」

「はい!!大好きです!!」





温の笑顔に胸が締め付けられる








認めちゃ駄目だ

この気持ちを認めてしまうと我慢出来なくなってしまう