何とも言えない気持ちが込上げてくる
このうっすらと芽吹きだした感情に俺は蓋をする
多分このまま蓋を開けていると
温と柳さん2人共を傷付けてしまう
2人は大切な仲間だから
「永斗、この書類は店舗管理だからセキュリティしっかりした所に置いとけ」
「うん。あとでパスワード設定しておく」
「それとこれは俺と春さんからのお祝い」
「……ありがとう」
ひさくんが渡してくれたのはずっと欲しかった腕時計
店がうまく行ったら自分で買うと決めて高校生には手が出せない値段の物に目を付けていた
「うまく経営出来るようになったらこの時計より良いやつを春さんに買ってやれよ」
「うん……何年先になるかわからないけど頑張るよ」
俺は本当に家族や環境に恵まれている



