「ひとまず、温くんに問い詰めるの辞めてあげなさい」
「でも……」
「恋人のこと信じるのも愛でしょ?」
そんなのわかってる
何度も頭では自分に言い聞かせている
温が浮気する人じゃないって分かってる
それでも心配は心配
「少しだけ温くん借りるね」
そう言って家から出て行った温をるなくんが追い掛けて行った
自分の器の小ささに嫌になる
温に嫌われたら死にたい
「あ、永斗来週時間開けてね」
「何で?」
「私と永斗の誕生日でしょ?いつものレストラン予約してるって」
項垂れてる俺にそう声をかけて部屋に戻った永奈
誕生日なんて祝う気分じゃないよ………



