菫のバイトも今日からあるが

えっちゃんとはシフトが被っていない





恐らくえっちゃんが僕を避けている





えっちゃんが傍に居ないことにこんなに不安になるなんて……

今までどう生きていたのか分からない





「おん、撮影はどうだった?」

「和心ちゃん……」

「どうしたの?何かあったの?」




生徒会室に居た和心ちゃんを見ると涙が止まらなくなった








「どうすれば良かったのかな……」






和心ちゃんには全てを話した





「……泉くんを殺してくるから待ってなさい」

「和心ちゃん!?」

「おんを泣かさないでって頼んだのよ。それを彼は」

「えっちゃんだけが悪い訳じゃない……」

「そうだとしても!!」

「えっちゃんと別れるべきだったのかな……」






あの日、あのまま別れていればこんなに悩まずに居られたのかな