「へぇ……俺に反抗するつもりか」
「えっちゃん……泉先輩とは別れない」
「そうか。残念だなぁ、お前のせいで傷付けられてどんな気持ちだろうなぁ」
「僕の……せい?」
紫月くんは不敵な笑みを浮かべ
「今頃どうなっているだろうな」
ゾクッと寒気がした
えっちゃんが危ない……
どうすれば……
「先輩に手は出さないで」
「交渉成立だな」
「……別れる…から」
えっちゃんに守られてばかりじゃない
僕だってえっちゃんを守りたい
これでまた地獄に戻るのか
中学の時のことが蘇る
やっぱりオメガが幸せになんてなれないんだよ



