リメイク作品「別れさせ屋に依頼をした私の結末」を、最後までお付き合いくださりありがとうございます。

久しぶりの長編執筆で、書けるかどうか不安でしたが、第1部の依頼編を無事に完結できてホッとしています。

番外編も、観覧車で塗り替える選択をしたマチと塗り替えなかった美奈の違いだけを書くつもりだったのですが、どんどん長くなっちゃって、書きながら焦ってました(笑)


約12年、野いちごさんから離れていました。

結婚して生活環境が変わったことも離れた理由のひとつではありますが、本音を言うと、自分の書いたものに自信が持てず、書いては消してを繰り返してばかりの自分に嫌気をさし、投げ出した状態でした。

その間も書く機会をいただき、たまに短編などを書いてはきましたが、やっぱり自信が持てず続けられなくて。

「ずっとこのままなのかなぁ」とぼんやり考えながら過ごしていたのですが、一昨年、子宮頸がんの手術をして、突発性難聴で片耳の聴力も失いました。

いつ自分がどうなるのかなんてわからないんだなと実感し、そこで考えたのは、この12年で書きためていた物語のプロットのこと。

執筆から離れても、書きたい物語が思い浮かぶと、いつか書こうと思い、プロットとして残してきました。

ざっと数えてみたら15作ほどあります。それらを作品として残すため、野いちごさんに戻った次第です。

相変わらずのつたない文章ですが、これからまた活動してまいりますので、よければお付き合いください。

1から読者さんを増やしていくつもりで、心機一転、著者名も変えてみました。

旧名があだ名になるよう、下の名前を「ちや」にしたので、改名に抵抗がある方は、変わらず「ちゃこ」と呼んでください。


さて、そろそろ本題に入りますが。

この別れさせ屋の物語は、2011年に短編として公開していた「トランプの王様」を長編にリメイクしたものです。

当時「続きを読みたい」とおっしゃってくださった読者さまにいつか届くといいなぁと、密かに願っております。

依頼編、仲間編、JOKER編の3部作で書く予定です。

次作のタイトルは「別れさせ屋の仲間になった私の結末」。

依頼編では書けなかった別れさせ屋の活動などを中心に、マチの恋を進展させ、キングが別れさせ屋をする理由にも触れてみたり、他の仲間も登場させる予定です。

よければ、仲間になったマチにも逢いに来てください。


最後になりますが、自分の作品になかなか自信が持てない私にとって、読んでくださった方からの「本棚登録」や「いいね」「ひとこと感想」はとても励みになりました。本当に感謝しております。ありがとうございました。


2023.11 三倉千夜(Chaco)