初恋時計。

【君の気持ち】
家に着き、私は愛夜にも手紙の話をした。
すると、彼女は私に問いかけてきた。
「真耶は会いたいの?」
「その人が私と会いたいと望んでいるなら。
時間が無いみたいだったから、会いたい。」
「しょうがない。
今年の夏休みはみんなで真耶のふるさとに帰るよ。」
「ほんとにいいの?ほんと?」
私は自分に合わせてくれることが不思議だった。
「いいよ。」
彼女は優しく微笑んだ。

次の日私と愛夜は悠と煇に昨日の出来事話した。
悠は面白そうだと言い協力してくれた。けど煇は、不服そうな顔をしていた。
「煇?」
「ほんとに会いに行くのか?
お前は警戒心が全くと言ってもいいくらい無いんだ。
行ったらあの時と同じ思いをするかもしれない。だから……。」
「煇、これ以上言わないで。」
愛夜は言葉を遮る。
「……っ。」
「今日はもう休もう。」
私は手を引かれるままその場を後にした。