.....1時間後

雪凪)んっ

天真)あ、起きた
大丈夫?

雪凪)大丈夫.....です...?

天真)覚えてない?
さっきパニック起こしちゃって安定剤打ったんだ

雪凪)あ.....

天真)どうした?なんか嫌なことあった?

雪凪)........

この感じはなんかあるなぁ

天真)なんでもいいよ
話した方が楽になるんじゃない?

雪凪).....夢....見たんです

夢...か

雪凪)その夢では白血病じゃなかったんですよ。先輩に「白血病じゃなかったよ」って言って貰えたんです。
でも、目が覚めたら自分は真っ白な病室いるし腕には点滴が刺さっていて、あぁさっきのは夢だったんだって思うと、なんかもう、嫌になって、
夢ではあんなに幸せそうだったのに
現実世界でも「白血病じゃなかったよ」って「病気じゃなかったよ」って言って欲しかったなぁって....

天真)そっか、辛かったな
ごめんなそんな辛い時にそばに居てやれなくて

雪凪)先輩、辛いです。
私、なんか悪いことしましたかね?

天真)雪凪は何も悪いことなんてしてないよ、大丈夫!
俺も''好きな人''が白血病だなんてずっごい辛いよ

雪凪)好きな人....?