「よし、ここ見よっ!」
私の手を引く類が立ち止まったのはたくさんの服がならぶアパレルショップ。…なのだが……。
「……ここ、女物しか売ってないけど。」
「うん。そうだね。」
私たちの前にはレディースの服飾品。……しかも高級そうな。
どう考えても類のくる場所ではない。
当たり前のようにいう類を怪訝に思いながら尋ねる。
「女性服買うの?」
見た目によらず、そういう趣味があるのだろうか…いや、類は結構体格がいいからサイズが合わない。
ならば彼女にでも買うのだろうか。
そう思うと少し胸が苦しくなった。
こんなにイケメンで人気なんだから、彼女の1人や2人いるだろうに。私は何を期待しているのか。
最近こいつに惑わされてばかりだ。
ちくっと痛む胸を抑えていると類は予想外なことを言う。
「うん、綾那のをね。」
「は?なんで?」
「いいから、いくよー」
「ちょっ…!」
手を引かれ、されるがままに店の中へ。
……ああ、本当に惑わされてばかりだ。
私の手を引く類が立ち止まったのはたくさんの服がならぶアパレルショップ。…なのだが……。
「……ここ、女物しか売ってないけど。」
「うん。そうだね。」
私たちの前にはレディースの服飾品。……しかも高級そうな。
どう考えても類のくる場所ではない。
当たり前のようにいう類を怪訝に思いながら尋ねる。
「女性服買うの?」
見た目によらず、そういう趣味があるのだろうか…いや、類は結構体格がいいからサイズが合わない。
ならば彼女にでも買うのだろうか。
そう思うと少し胸が苦しくなった。
こんなにイケメンで人気なんだから、彼女の1人や2人いるだろうに。私は何を期待しているのか。
最近こいつに惑わされてばかりだ。
ちくっと痛む胸を抑えていると類は予想外なことを言う。
「うん、綾那のをね。」
「は?なんで?」
「いいから、いくよー」
「ちょっ…!」
手を引かれ、されるがままに店の中へ。
……ああ、本当に惑わされてばかりだ。

