ここのなかなら怒られない。

あったかくて、私を守ってくれる、、、。

もうずっとここでいい。

苦しいことは感じたくない。

そう思った。
























「、、、、、莉瀬ちゃんおはよう」

どうやらまた寝てしまったようだ、、、。

「体調悪い?」

「、、、」

フルフル。

「、、、そう?まぁいいや。ご飯食べよう?」

そう言って先生は何かを渡してきた。

なにこれ、、、。

私が戸惑っていると先生はそれに気づいてくれたのか、「何かわかる?」と聞いてきた。

「、、、、分かんない、、、、です」

「そっか。これはスプーンって言ってこれでご飯をすくって食べるんだよ。」

これが、スプーン。