「おはよう、よく寝れた?」

「、、、」

声をかけるのスーッと布団の中に引っ込んでしまった。

やっぱ、、、怖いのかな、、、俺のこと、、、。

「今日ね、治療スタートするよ。で、治療に必要な先生が、、、って言っても俺の友達、、、なんだけど。今そこにいるから入ってもらうね」

「、、、、」

返事はない。YESもNOも莉瀬ちゃんにとっては言いたくない、嫌なものなのかもしれない。

まあでも莉瀬ちゃんを救ってあげたいわけなので、、、。

「じゃあ入ってもらうね。、、、、陽向~、来てー。」

―ガラガラっ

「、、、」

無言、、、。だけど一瞬布団の中で体をこわばらせた莉瀬ちゃんを見逃さなかった。

「こんにちは!!初めまして、俺は大河の友達の木村陽向!!よろしくねっ」

「、、、」

さらに体を縮める莉瀬ちゃん。

「よーし、、、俺は莉瀬ちゃんとおしゃべりしたいなーって訳で、、、大河、ちょっと医局で遊んできて、バイバイ!!」