「お兄ちゃーん」

「お、ちづ。帰ったか」

「もう私の服、選ばなくていいからね」

「は?」

「あ、あと、もう私とお化け屋敷に入らなくていいからね」

「ち、ちづ……?」

まるで流れ作業のような会話に俺は一人取り残される。

「千鶴ももう卒⭐︎お兄ちゃんねぇ〜」