……もしかして私、先輩にネガティブ移しちゃった……?

だとしたら大問題なんじゃ……。

いや、ネガティブな先輩も最高だわ。

え、最高……?

「ごめんね千鶴ちゃん。行こっか」

「は、はい」

私の手を優しく引っ張ってくれる先輩に、素直についていく。

———先輩のことが好きだと自覚するまであと少し。