「もうひとり、城にも出てこられる仕様のレオを作るか?」
魔王様がそう呟くと、レオさんは慌てだした。
「絶対にダメ! そうしたら俺のこと要らなくなるじゃん」
「まあ、そうだね」
「ミクル様と俺はすっごく仲よしなんだよ。俺を消すのは反対!」
ええっ!? 『消す』ってどういうこと?
「それなら余計に消さないと……」
「わー、わー、魔王様、待って!」
「せっかくレオさんと友達になれたのに、それはやめてくださいっ」
私も止めに入った。
「ミクルに嫌われたくないからなー。仕方ないかー」
「もう、魔王様、勘弁してくださいよー」
あっ、なーんだ。これ、魔王様は本気じゃなかったんだ。レオさんを揶揄っただけなんだな。



