「あそこですか?絶妙に普通ですよね」
「パンだけよりはマシだろ」
「まぁそうですねー」
 食べ終わると、竹田は軽く両手を伸ばし、テレビの電源を点けようとした。そのときであった。溝内は囁きながらも、言葉に強みがあった。
「おい、こっちこい」