ケーキの為の買い物をして、速攻で帰宅。
「あ、悠理君、お帰り」
「ただいま…ごめん、遅くなって」
しかも、散々駆け回ったのに、結局ケーキは買わずに帰ってきてるんだぜ。
マジで、何しに行ったんだっての。
「ケーキ、あった?白いケーキ」
うきうきした顔で、寿々花さんが聞いてきた。
罪悪感が半端ないんだけど。やめてくれ。
でも、正直に言うしかない…よなぁ。
「えーっと…。物凄く申し訳ないんだけど、実は何処のケーキ屋も売り切れで」
「…」
「ごめん、あの…。めっちゃごめん。予約しておくべきだった」
「…」
その沈黙が気まずいんだけど。
絶対ショック受けてる。
「…そっかー。それは仕方ないね」
しょぼん。
やめてくれ。罪悪感を煽られる。
「でも…その代わりにはならないけど、自分で作ろうと思って」
「ふぇ?」
「ケーキがないのは寂しいだろ?やっぱり…。だからせめて、下手くそな俺の手作りケーキくらいは、あっても良いかなと思って…」
いや、ド素人の手作りケーキなんて、あってもなくても大して変わらないかもしれないけど。
でも、何もないよりはマシかなぁ…と。
…ごめん。やっぱり、カットケーキでも良いからケーキ屋のケーキを買ってくれば良かったかな。
…今更だけど…。
「…ケーキあるの?ないの?」
こてん、と首を傾げる寿々花さん。
「俺の手作りで良ければ…一応…用意するけど」
「悠理君の?じゃああるんだ。やったー」
喜ぶのはまだ早いぞ。
「あんまり期待するなよ。何せ初めての試みだから…」
「悠理君の手作りなら大丈夫だよ。何でも美味しいよ」
ハードルを上げるなって。
料理だって、別に得意な訳じゃないのに。
お菓子作りなんて初めてだし、上手く出来るか分からない。
「遅くなるかもしれないけど、ちょっと待っててくれるか?」
「うん、分かった。じゃあ…怖い映画観ながら待ってるね」
そう言って、寿々花さんはリビングのテレビの前に陣取り。
一人で、ホラー映画鑑賞会を始めてしまった。
あろうことか、この間俺を戦慄させた『冷蔵庫の中』を再視聴。
やめろって。今から料理作るんだぞ、俺。家事妨害だろ。
…まぁ良いけどさ。誕生日くらい、好きなことして過ごせよ。
出来るだけ、テレビの音は聞かないようにしよう。
「さて…。それじゃ、やるかな」
寿々花さんが映画を一本見終わるまでには、全部完成させることを目標に頑張ろう。
「あ、悠理君、お帰り」
「ただいま…ごめん、遅くなって」
しかも、散々駆け回ったのに、結局ケーキは買わずに帰ってきてるんだぜ。
マジで、何しに行ったんだっての。
「ケーキ、あった?白いケーキ」
うきうきした顔で、寿々花さんが聞いてきた。
罪悪感が半端ないんだけど。やめてくれ。
でも、正直に言うしかない…よなぁ。
「えーっと…。物凄く申し訳ないんだけど、実は何処のケーキ屋も売り切れで」
「…」
「ごめん、あの…。めっちゃごめん。予約しておくべきだった」
「…」
その沈黙が気まずいんだけど。
絶対ショック受けてる。
「…そっかー。それは仕方ないね」
しょぼん。
やめてくれ。罪悪感を煽られる。
「でも…その代わりにはならないけど、自分で作ろうと思って」
「ふぇ?」
「ケーキがないのは寂しいだろ?やっぱり…。だからせめて、下手くそな俺の手作りケーキくらいは、あっても良いかなと思って…」
いや、ド素人の手作りケーキなんて、あってもなくても大して変わらないかもしれないけど。
でも、何もないよりはマシかなぁ…と。
…ごめん。やっぱり、カットケーキでも良いからケーキ屋のケーキを買ってくれば良かったかな。
…今更だけど…。
「…ケーキあるの?ないの?」
こてん、と首を傾げる寿々花さん。
「俺の手作りで良ければ…一応…用意するけど」
「悠理君の?じゃああるんだ。やったー」
喜ぶのはまだ早いぞ。
「あんまり期待するなよ。何せ初めての試みだから…」
「悠理君の手作りなら大丈夫だよ。何でも美味しいよ」
ハードルを上げるなって。
料理だって、別に得意な訳じゃないのに。
お菓子作りなんて初めてだし、上手く出来るか分からない。
「遅くなるかもしれないけど、ちょっと待っててくれるか?」
「うん、分かった。じゃあ…怖い映画観ながら待ってるね」
そう言って、寿々花さんはリビングのテレビの前に陣取り。
一人で、ホラー映画鑑賞会を始めてしまった。
あろうことか、この間俺を戦慄させた『冷蔵庫の中』を再視聴。
やめろって。今から料理作るんだぞ、俺。家事妨害だろ。
…まぁ良いけどさ。誕生日くらい、好きなことして過ごせよ。
出来るだけ、テレビの音は聞かないようにしよう。
「さて…。それじゃ、やるかな」
寿々花さんが映画を一本見終わるまでには、全部完成させることを目標に頑張ろう。


