アンハッピー・ウエディング〜前編〜

そして、各々試験勉強に励み。

いざ、中間試験当日を迎えた。

この日寿々花さんは、「私、頑張るね」と張り切って学校に行った。

いつになく寿々花さんが本気だから、触発されて、俺も今回の試験は真剣に臨むつもりだった。

いつも真剣だけどな。

やる気満々の寿々花さんに、今日のお弁当のおかずはトンカツにした。

…受験の日かよ。

ともかく、やれるだけのことはやったのだから、あとはベストを尽くすだけ。

と、思って学校に来てみると。





「うぉぉぉー!最後の無駄な足掻きーっ!」

雛堂が何やら喚きながら、血眼になって教科書を睨んでいた。

…あんたの姿を見ると、なんかこう、気が抜けるよ。

無駄な足掻きって、自分で言っちゃってんじゃん。

ありがとう。あんたの情けない姿を見て、適度に肩の力が抜けたよ。