何度言ったら分かるんだよ、全く。
忙しいんだ俺は。あんたみたいに悠長に遊んでる暇はない。
ましてや、おままごと遊びなんてとんでもない。
絵しりとりなら良いってことじゃないからな。分かってると思うけど。
「遊ぼ、悠理君」
…遊ばねぇよ。
「見たら分かるだろ?俺、今、勉強してんの」
「?」
そんな可愛らしく首を傾げても、駄目なものは駄目。
「あんたも、たまには遊ぶんじゃなくて勉強したらどうだ?高二だろ?」
「でも、勉強なら学校でやってるよ?」
そりゃ、まぁ…授業受けてるけども。
それは皆やってることだろ?
「おうちは、休んで遊ぶ場所じゃないの?学校で勉強してるのに、帰ってからも勉強するの?」
…屁理屈捏ねやがって。
小学校低学年だな。やっぱり。
学生の本分は勉強なんだから、家でも学校でも勉強しろ。
「そんな訳だから、一緒に遊ぼー」
おい、どういう訳だよ。
勝手に座り込んで、勝手に遊び道具を出し始めた。
俺、遊ぶなんて一言も言ってない。
「見てー、悠理君」
お嬢さんは、白紙の自由帳を取り出した。
自由帳なんて俺、何年ぶりに見ただろうか。
まだこの世に実在してたんだな。
しかも、可愛らしいキャラクターモノの自由帳。
高校生の持ち物か?それが。
「今日学校でね、間違い探し作ってきたんだ」
自由帳を広げて、お嬢さんは自分で書いたらしい間違い探しを見せてくれた。
…間違い探しって。
なんか、小学校のとき流行らなかった?
自由帳に、自作の間違い探しとか迷路とかすごろくを書いて、休み時間に仲間同士でやり合うの。
うん、やってたよ?俺も。
小学校…三年生くらいまでなら、俺も昔やってた記憶がある…ような。
…まさか、高校生にもなって…手作り間違い探しを見ることになるとは。
「自信作なんだよ、これ。悠理君にやってもらおうと思って、二時間目と三時間目の授業中に、あっ」
「…授業中に、何だって?」
「…授業の合間に、頑張って描いたんだよ」
…嘘だろ、絶対。
あんた、さては授業中にこれ描いたな?
何をやってるんだ。授業は真面目に聞け。
さっき自分で言ってただろうが。学校は勉強しに行くところだって。
勉強もせずに、授業も真面目に聞かずに…何やってたって?
新校舎行って、先生にチクるぞ。
「自信作なんだよ。はい」
「…」
無視してやろうかと思ったのだが。
無視していても、相手してもらえるまでしつこく話しかけられるのは目に見えているし。
渋々ながら、俺は勉強をやむなく中断。
折角開いていた教科書とノートを閉じ、お嬢さんの向かい側に腰を下ろした。
忙しいんだ俺は。あんたみたいに悠長に遊んでる暇はない。
ましてや、おままごと遊びなんてとんでもない。
絵しりとりなら良いってことじゃないからな。分かってると思うけど。
「遊ぼ、悠理君」
…遊ばねぇよ。
「見たら分かるだろ?俺、今、勉強してんの」
「?」
そんな可愛らしく首を傾げても、駄目なものは駄目。
「あんたも、たまには遊ぶんじゃなくて勉強したらどうだ?高二だろ?」
「でも、勉強なら学校でやってるよ?」
そりゃ、まぁ…授業受けてるけども。
それは皆やってることだろ?
「おうちは、休んで遊ぶ場所じゃないの?学校で勉強してるのに、帰ってからも勉強するの?」
…屁理屈捏ねやがって。
小学校低学年だな。やっぱり。
学生の本分は勉強なんだから、家でも学校でも勉強しろ。
「そんな訳だから、一緒に遊ぼー」
おい、どういう訳だよ。
勝手に座り込んで、勝手に遊び道具を出し始めた。
俺、遊ぶなんて一言も言ってない。
「見てー、悠理君」
お嬢さんは、白紙の自由帳を取り出した。
自由帳なんて俺、何年ぶりに見ただろうか。
まだこの世に実在してたんだな。
しかも、可愛らしいキャラクターモノの自由帳。
高校生の持ち物か?それが。
「今日学校でね、間違い探し作ってきたんだ」
自由帳を広げて、お嬢さんは自分で書いたらしい間違い探しを見せてくれた。
…間違い探しって。
なんか、小学校のとき流行らなかった?
自由帳に、自作の間違い探しとか迷路とかすごろくを書いて、休み時間に仲間同士でやり合うの。
うん、やってたよ?俺も。
小学校…三年生くらいまでなら、俺も昔やってた記憶がある…ような。
…まさか、高校生にもなって…手作り間違い探しを見ることになるとは。
「自信作なんだよ、これ。悠理君にやってもらおうと思って、二時間目と三時間目の授業中に、あっ」
「…授業中に、何だって?」
「…授業の合間に、頑張って描いたんだよ」
…嘘だろ、絶対。
あんた、さては授業中にこれ描いたな?
何をやってるんだ。授業は真面目に聞け。
さっき自分で言ってただろうが。学校は勉強しに行くところだって。
勉強もせずに、授業も真面目に聞かずに…何やってたって?
新校舎行って、先生にチクるぞ。
「自信作なんだよ。はい」
「…」
無視してやろうかと思ったのだが。
無視していても、相手してもらえるまでしつこく話しかけられるのは目に見えているし。
渋々ながら、俺は勉強をやむなく中断。
折角開いていた教科書とノートを閉じ、お嬢さんの向かい側に腰を下ろした。


