ー6年前ー


ピピーッピピーッ


ま「るきー!るきー!」


サヨナラしたくない。琉貴が大切だった。もっとお腹の子を一緒に育てたかった。なんで、私を置いていくのよ馬鹿琉貴。分かってる。琉貴も行きたくて旅立ってないってことくらい。来世でも琉貴と恋人になりたいくらい好きだよ。今までありがとう。


私のお腹に子供が宿り琉貴が亡くなり次の年に生まれた実夏。


そして翔という男性にで会おうとはこの時は思いもしなかった。私は10年が経ち27歳になった。


満「すみません!遅くなりました!」


実夏を養って行くため、働いてる私は保育の先生に相談をし遅くなっても待ってくれると優しい人達に囲まれてありがたかった。


実「ママ!」


満「実夏、毎日遅くまでごめんね?」