玄関を飛び出し、クリーンルームを抜け出すと、そこには外があった。いつぶりだろうか。その瞬間、私の身体は異常をきたす。それと同時に、スマートフォンに一件の通知が来た。どうやら、この地区の女性が0人になったそうだ。もう、今の俺には関係ない。あの閉鎖された空間から抜け出せたのだから。

<了>